ごあいさつ
第56回公益社団法人日本口腔インプラント学会学術大会
第46回関東・甲信越支部学術大会
大会長 萩原 芳幸
日本大学歯学部付属歯科病院 歯科インプラント科
この度、第56回公益社団法人日本口腔インプラント学会学術大会を 2026年9月18日(金)・19日(土)・20日(日)の3日間、東京国際フォーラムにおいて開催する運びとなりました。東京での学術大会開催は2014年以来12年ぶりになり、これも日頃からの皆様のご厚情の賜物と心から御礼を申し上げます。
第56回学術大会のメインテーマは「国民から信頼される口腔インプラント治療」、サブテーマを「健康寿命延伸に果たすインプラントの役割」とさせていただきました。インプラント治療は現在の歯科治療にとっては不可欠な治療方法です。しかし、インプラント治療が幅広く行われるようになった反面、超高齢社会における高齢者・有病者に対する対応や国民の健康寿命延伸に寄与するための方略など、解決すべき課題も増えております。サブテーマに掲げた「健康寿命延伸に果たすインプラントの役割」には、超高齢社会における諸問題だけでなく、口腔機能の維持・向上を通して国民の福祉に貢献できるインプラント治療を総括する意図を含んでおります。本学術大会においては、成熟期を迎えているインプラント治療の基礎から最先端の治療技術までを幅広く網羅し、真に国民から信頼されるインプラント治療とは何かを改めて考えてみたいと思っております。
プログラムは専門医教育講座をはじめ、特別講演、教育講演、シンポジウム、優秀研究発表、一般口演、ポスター発表、各種セミナー、ランチョンセミナー、ハンズオンセミナー、市民フォーラム、専門歯科衛生士教育講座、専門歯科技工士教育講座、専門歯科衛生士セミナー、専門歯科技工士セミナー、会員情報交換会、企業展示などを予定しております。また、国際交流の一環としてドイツインプラント学会(DGI)、タイインプラント学会(TADI)、インドネシアインプラント学会(ISID)からも演者をお招きする国際セッションを予定しております。
本大会は12年ぶりの東京での開催となり、会場の東京国際フォーラムは交通の利便性も良く、遠方の皆様も参集しやすいロケーションになっております。加えて、お子様連れでも安心して学会に参加することができるように託児所も用意する予定です。都内には宿泊施設は多数ありますが、インバウンド影響で宿泊費用の高騰も予想されます。宿泊される場合は早めのご予約をお心がけ下さい。
本学術大会が盛会裏に終えられますよう、小倉 晋副大会長、勝沼孝臣副大会長、池田貴之実行委員長、関 啓介準備委員長そして関係スタッフ一同とともに精一杯準備していく所存でございます。1人でも多くの方々にご参加いただきますよう心よりお願い申し上げます。また、現在のところ、演題登録開始は2026年3月2日(月)、締め切りは5月11日(月)を予定しております。一般口演、優秀研究発表、ポスター発表等多数の演題登録をお待ちしております。